TRIO TR-2300 144MHz FMトランシーバー
TR-2300は、従来のモデルと比べ一回りコンパクトになっています。
開局した当時、PLLを搭載した144MHzのポータブル機は無く、TRIOからは水晶式のTR-2200G(後にⅡとなる)がありましたが、当時の144MHzはもの凄く混んでいて、チャンネル数が限られた水晶式のトランシーバーではメインチャンネルからサブチャンネルにQSYできなくて、CQに応答してきた局に対し、仕方なくコールチャンネルで「空きチャンネルがないので、またの機会に」と言った会話が田舎でも聞かれました。
関西方面への修学旅行は神戸の六甲山にも行くのが決まったので、初の3エリアからの移動運用は六甲山から行ってみたかったのですが、ポータブル機は50MHzのAM-3Dしか持ってませんでした。
当初、AM-3Dを持っていこうと思ったのですが、けっこう大きくて重いのと丁度、TRIOからTR-2300が発売となり、QSOの相手にも困らない点から144MHzのポータブル機を持っていこうと決めたのでした。
その後バイト代が入ったので秋葉の九十九でTR-2300を購入し、その日の晩から144MHzに出られる様になったのですが、サブチャンネルにQSYする時は「何処でもOKですよ」と言える優越感がありましたね(笑
修学旅行の際は六甲山からQRVでき、30分の滞在の間に1回のCQで20局近くQSOできたのは嬉しかったです。
暫くしてTR-2300は、ローカルのTR-7500とわらしべ長者的に交換してもらえる事となり、手元から無くなったのですが、画像のTR-2300は当時を懐かしんでヤフオクで再度入手した品です。
TR-2300は前期、後期の2種類があり、見分け方は前期モデルのバンド切り替えスイッチは画像の様にB-145-Aとなり、後期モデルのバンド切り替えスイッチはR-145-Aになっています。
前期モデルはバンド切り替えスイッチのA・Bいずれも送受信可能で、固定チャンネルが2つ入れられましたが、後期モデルの場合Rは受信専用の固定チャンネルとなり、当時のPチャンとかを聞くのに使われました。
また、TR-2300は当時のバンドプランに沿った無線機で、144MHz代の送受信には対応しておりませんでしたが、水晶を追加してロータリースイッチ部の配線を一部ジャンパーする事で、バンド切り替えスイッチがAポジションで144.00-144.98MHzの送受信が可能となりました。
しかし、現在は2mも空いてますねぇ。
2階の窓際でホイップを伸ばしてメインチャンネルを聞いてますが、時折スケルチが開いて誰かを呼ぶ局が入る位でチャンネルを回してもQSOしているのが聞こえません。
by emu_99 | 2011-06-18 12:12 | 無線機 | Comments(6)
こんばんは。
TR-2300は最近オークションに出ていた機種かな?どーも、こんな感じのダイヤルに魅力を感じるのです。
私はIC-2Nをモービルに乗せてマグネットで天井に1/4で聞いていますが、メインは静かですね。
昔みたいにはいきませんね。
昔なら室内ホイップでもガンガン入ってましたからね。皆さんのアンテナ設備も素晴らしく、こちらがヘリカルでも通信出来ましたしね~。懐かしい。
27AMを夕方ワッチしてみました。ガンガン使ってますね。一番アクティブなバンドだったりして。(爆
CB無線はこちらでは出ている局がやはり少ないので閑散としてます。
昔はトラックの運チャンが沢山出ていたんですけどね。
いまは、どのバンドもガラガラですね・・・
最盛期の144の混み具合はもの凄くてメインはスケルチが閉じることが全くなく、他局のCQに被せてCQを出すのがあたり前でした(それでも誰も文句いわなかった)。
また、クリアなサブはまず見つからないのでQRMの中ラグチューしていました。
しかし、Emuさん=50MHzと言うイメージが強いので144に出ていたというのは驚きです。
> 私はIC-2Nをモービルに乗せてマグネット
私はIC-3N(03Nも持ってました)をもってます。たまには電源入れてみようかな?
トーンスケルチは、それで需要が増えたのでしょうね。
自分もIC-2N/3Nはもちろん今でも持ってますよ。
学生時代は144MHzを結構運用してました。
1エリアでもVKとQSOできないかと、50MHz(当時は52MHzだった)でVK8GBとつながると144MHzのワッチをお願いした事もありました。
11エレのシングルと福山のマルチ2700と組み合わせてましたが、西は4エリアまでGWで飛んでいき、3や9エリアで相手局のアンテナが強力だと常時59でQSOできました。