ビギナーのためのトランシーバー製作入門 50MHz SSBトランシーバー その1
だいぶ前にアイテック電子でキットを購入して組立し、ローカルなど何局かQSOをした事がある「ビギナーのためのトランシーバー製作入門 AM SSB編」の50MHz SSBトランシーバーですが、引っ越しで行方不明になっており、再度作ってみたくなったので本からプリントパターンをスキャナーで取り込んでみました。
今回、11.2735MHzのクリスタルフィルターの代わりにKENWOOD TS-50から取り外した日興電子製のクリスタルフィルター10.695MHzの品を使います。
3SK59やSN16913Pなど生産終了となっているパーツは手持ちの部品を活用するつもりですが、トランスバーター部に使われてるOMRONのG5A-237Pは生産終了で入手できなかったので、aitendoや秋月で購入できる2回路2接点のリレーが使用できるよう、ペイントブラシでパターンを修正しました。
またVXOで使う水晶でIFと組み合わせて使えそう物が見当たらなかったので、スプリアスを考慮して2逓倍で使えるようにアロー電子で基本波19.781MHzを特注で製作を依頼しました。
その他、以前作った際に気になった箇所のパターンをペイントブラシを使い追加と修正を行いました。
1.VXOの電圧を9VツェナーDiで安定化
2.送信時も出力でメーターが振れるようにする。
3.VXOコイルにアキシャルリードのインダクターを寝かせてマウントできるようにする。
ファイナル部やその後に入るBPFの7mm角コイルも変更したいところですが、オリジナルとかなり変わってしまうので今回は見送りました。
プリントパターンは以前aitendoで購入した転写シートを使い、CANONのLBP3100でプリントアウトしたのをサンハヤトの紙フェノール基板100×150mm(FR-1)にラミネーターを使って熱転写しました。
今回初めてaitendoで購入した転写シートを使ってみましたが、結構綺麗にプリント基板へ転写されます。
しかしPress-n-Peelと違ってトナーだけしか転写されないのでベタ部分は銅箔がポツポツ目立つ為、油性マジックで盛る様に塗りつぶしてからエッチング液に浸します。
今回エッチング時間が少し長かったようで、パターン切れはありませんでしたが、アースのベタ部分に腐食が目立ちます。
自分個人で使う分には全く問題は無いので、穴開けした後に布ヤスリで軽く擦ってパーツクリーナーで洗浄し、フラックスを塗って基板は完成しました。
年末年始の休みを使って部品を半田付けする予定です。
by emu_99 | 2017-12-18 00:39 | 自作・キット・部品 | Comments(2)
お久しぶりです。このトランシーバーは退職記念?に譲ってし合ったあの50Mのトランシーバーでしょうか?
ぜひ今度は「5」もカウンターからつなげてください。
今年は2M程度のロングワーヤー?+チューナーでHFに出てました。
電信ということもあり意外と飛んだのビックリです。
来年は今はやりの?のスクリュードライバアンテナにしてみようかなと検討中。
今年も残ろわずかです。よいお年をお迎えください。
これは譲ったトランシーバーとは違いますよ。
またカウンターを付ける予定はありません(笑)
第一電波から発売されたのを見て気になってましたので、買ったら使い勝手を教えてくださいね。
また機会がありましたら宜しくお願い致します。